http://gfds.de/wort-des-jahres-2015/
Gesellschaft für deutsche Sprache e. V.

ドイツ語協会(GfdS)は11日、毎年恒例の“今年の言葉”を発表しました。2015年の言葉に選ばれたのは、みなさんの予想どおりだったのではないでしょうか、「Flüchtlinge」です。

der Flüchtling, -e; 「難民」

GfdS が選ぶ「今年の言葉」は、今年一年間に世間で話題となったキーワードから選ばれるため、その年を反映する言葉となっています。ドイツは、シリア内戦を逃れてきた難民の受け入れを積極的に行っていますが、同時に紛争国以外の国からも、難民が殺到。現在ドイツは難民急増で、大きな問題に直面しています。

 

次点は以下の通り。

2. Je suis Charlie

「私はシャルリー」:イスラム過激派を挑発する風刺画を掲載した週刊誌「シャルリー・エブド」のフランス・パリにある本社が襲撃され、風刺画担当者らが殺害された事件を受け、表現の自由を訴えた人々が掲げたスローガン。このスローガンはSNSを通して世界中で発信されました。

 

3. Grexit

「グレグジット」:ギリシャ(Greece)のユーロ圏離脱(exit)を併せた造語。すでに経済学者エブラヒム・ラハバリ氏により、2011年から使われており、ギリシャの財政危機問題で頻繁にメディアに登場する言葉となりました。

 

4. Selektorenliste

「監視対象リスト」:欧州における監視活動のため、ドイツ情報機関の連邦情報局(BND)が、米国家安全保障局(NSA)から受けていた、いわゆる監視対象リスト。リスト内容は、IPアドレスや電話番号、メールアドレスや検索ワードなどで、BNDはこのリストを元に、EUの高官や官庁を対象に監視、NSAに情報を提供していたということです。

 

5. Mogel-Motor

「いかさまエンジン」:排ガス規制を逃れるため、ディーゼルエンジン車に違法なソフトウエアを搭載したフォルクスワーゲン(VW)不正問題から。

 

6. durchwinken

オーストリアなどが、押し寄せる難民の入国審査することもなく、ただただ国内を通過させていたことを非難する動詞。大半がオーストリアを経由して、ドイツを目指しており、オーストリアは「なにもせず、バイバイと手を振る」行為をしていたということ。

 

7. Selfie-Stab

「自撮り棒」

 

8. Schummel-WM

「いんちきW杯」:ドイツが優勝した2006年サッカーのワールドカップ(W杯)ドイツ大会は、招致で金銭面の不正があったという疑惑から。

 

9. Flexitarier

「変形ベジタリアン」:ベジタリアンブームが広がる中できた造語。「柔軟な(flexibel)」と「菜食主義者(Vegetarier)」を併せたもので、肉は全く食べないというわけではないけれど、食べる量を少なくしている人々のこと。

 

10. Wir schaffen das!

第二次世界大戦以来最大となる難民問題を抱えることになったドイツのメルケル首相が発した言葉。こんなに難民を受け入れてどうするんだ、という非難に対し、「ドイツは難民問題を切り抜けることができる」と強調しました。

 

トップ10だけを見ても、難民問題関連で3語がランクインしています。納得の今年の言葉でしたね。

 

Wort des Jahres 2015: Flüchtlinge

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